最近 電気代高くね? ~原因は燃料費調整額の高騰か!?~

投稿日:2022年6月10日
更新日:2023年2月11日(4回目)

最近 電気代が高い

ここ半年ほど家の電気代が高い。。
我が家だと、なんと月4,000円くらい割高だ。

使用量は昨年とほとんど変わらないのに・・なんで???
ズボラな私だけど、これは流石に調べないとな・・
(2022年6月時点)

 

電気料金の構成

毎月の電気料金は、
「基本料金」+「電力量料金」+「燃料費調整額」(燃料費調整単価 × 使用電力量)
+「再生エネルギー発電促進賦課金」

で構成されている。「基本料金」と「電力量料金」は、各電力会社が決めている。

私が契約している中部電力ミライズの毎月の明細に目を通すと・・
「燃料費調整単価」が2021年9月辺りからずっと値上がりしているのだ。

 

燃料費調整額とは・・

火力発電の燃料となる「原油・LNG(液化天然ガス)・石炭」の価格変動を
電気料金に反映させるための制度。飛行機の燃油サーチャージと似た仕組み。
日本では火力発電の燃料のほとんどを輸入に頼っているため、輸入先である
国々の情勢次第で燃料価格は頻繁に変動する。燃料費が安い時期だとマイナス
になるのがポイントだ。

 

燃料費調整単価の推移

下記は中部電力ミライズの燃料費調整単価の推移。

2021年4月 -5.24
2021年5月 -4.61
2021年6月 -4.40
2021年7月 -4.33
2021年8月 -4.45
2021年9月 -3.94
2021年10月 -3.38
2021年11月 -2.87
2021年12月 -2.38
2022年1月 -1.17
2022年2月 -0.44
2022年3月 -0.68
2022年4月 +1.17
2022年5月 +1.61
2022年6月 +1.77
2022年7月 +2.77
2022年8月 +3.66
2022年9月 +5.06
2022年10月 +5.36
2022年11月 +5.36
2022年12月 +11.04(※燃料費調整額の上限撤廃)
2023年1月 +12.30
2023年2月 +5.51(※電気料金の激変緩和措置)
2023年3月 +4.28

2021年9月辺りから徐々にマイナスが減っていき・・
2022年4月にはついにプラスに転じてしまった。。
その後も高騰は止まらない・・どこまで上昇するのだろう・・
こわやこわや・・

燃料費調整単価に電気使用量を掛け算するわけだから、
電気使用量が多ければ多いほどその差額も大きくなる。

我が家で電気代が高くなっている原因は間違いなくこれだ!!!

 

燃料費調整額高騰の原因は?

2022年ロシアのウクライナ侵攻

詳しいことはわからんが、2022年2月下旬にロシアのウクライナ進行
はじまっているため、この戦争が大きな影響を及ぼしていることは確かだろう。

ロシアは、「天然ガス輸出額1位」、「石炭の輸出額3位」、「石油の輸出額2位」、
と、化石燃料の輸出額で上位を占めている。ロシアの輸出入が制限されたことで、
燃料の大幅な価格高騰が発生しているのだ。

国内の電力供給力不足

2011年の東日本大震災がトリガーとなり、多くの原発で稼働が停止している。
2010年と比較すると、実に86.5%減少しているため、国内の電力供給力が不足
しているのも大きな原因の1つだ。

情報ソースは下記を参考にしました。
【2023年最新版】電気代の値上げを徹底解説!

 

電気代値上がり対策

燃料費調整額は、消費者の立場ではどうすることもできない。
私がやれることは下記の3つくらい。まずは節電に努めよう。

①電気の使用を極力抑える。

※下記を実施し、ジャニごり家では、昨年比30~40%使用量を減少できたよ。
ジャニごり家は、オール電化、電気温水器。

◎できる限り朝風呂を我慢する。
・夏場などたまにはシャワーで済ませる。
・家族のお風呂の入浴時間を合わせる(足し湯をしない)。
・シャワーをこまめに止める。
・夏場はぬるめのお湯に浸かる。
・冷房を常に29℃に設定する。暖房は20℃。
・冬場もたまにシャワーで済ませる(※風呂場内の暖房機能利用)。
・電気ポットをやめ、ケトルを使用する。
・籠った空気を入れ替えてから冷房をつける。
・スイッチ付きの電源タップを使用する。
・毎回トイレの蓋を閉める。

②自分に合ったプランへプラン変更する。

・「スマートライフプラン(夜とく)」へプラン変更しました。
・「家族ポイント割」を検討中。

③電力会社の変更を検討する。

・静岡市でおススメの電力会社があればコメント下さい。

2 COMMENTS

電気屋さん

燃料調整費が悪いのではありません。
実際原油が安い期間は料金が下がっています。
電気の大部分は火力発電になり、燃料の大部分は輸入に頼っています
(原子力に変えても結局輸入に頼るしかありません、そして廃棄には莫大な時間と金額がかかることが福一の事故でわかっています。)
国産の石炭も使っていますが、原油高騰のあおりで石炭も上昇
一番の原因はコロナ+紛争による「原油高」と、国内の経済情勢不安による「円安」のコンボです
電気料金の変更は国の認可が必要なのですぐには変えられません
そのために主に急激な変動には燃料調整費で調整するようになりました。
>電力会社の変更
これもコロナで新規参入業者(と言っても大部分は発電をしない電力販売代行業)が電力の値上げにより収支が悪化して廃業が相次いでいます。
現状では電力の無駄遣いをしない、省電力の電気製品に切り替える(こちらもコロナ+紛争で品不足ですが)しかないでしょう。

返信する
ジャニごり

電気屋さん、詳しいご説明をありがとうございます。

資源の乏しい日本にとってはどうすることもできない問題ですね。
やはり私も「電力の無駄遣いをしない」という結論に至り、最近は毎日「カテエネ」
をチェックし、電力量を確認しています^^ これまでは何も気にせずジャブジャブ
電力を使っていた人間だと思うので、今回は考えさせられる良い機会になっています。
今後ともよろしくご指導ご鞭撻のほどお願いします。

返信する

ジャニごり へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です